21日から営業再開するつもりで少しずつ準備を始めています。
あと8日。
ご心配をおかけしました私の体調も、火曜日には検査の結果が出揃います。
楽しみなような怖いような…ドキドキですが、まずは現実を直視した上で対処法を考えないといけませんね。

ところで
コロナ禍で気持ちが落ち込んで…というお話をよく聞くようになりました。
ワクチンの接種が進んでもまだまだ心配な状況が続いていますし、考えてみたら1年以上に渡る自粛生活。
調子が狂って当然だと思います。

私に関して言えば、メンタルの不調は去年の夏が最悪だった気がします。
コロナでイレギュラーな対応が続いて疲れていたせいもあると思いますが、
直接のきっかけは常連さんが亡くなったこと。死因はコロナではなかったそうですが、訃報を聞いてから自分でもびっくりするほど落ち込んでいまったのです。
常連のお客様は頻繁に来て下さる方だと週に2、3回、時には毎日お会いするので実の親よりよくお話しています。
それが、突然会えなくなる…誰でもいつか別れが来るとはいえ、すごく寂しくなりました。
1ヶ月くらいは店のこと以外何もできませんでした。
しばらく鬱々としていたのですが、どうやってその辛さを抜けたかというと…
般若心経をあげてみたのです。
以前あるお客様から般若心経は短いから簡単に覚えられるというお話を伺ったことを思い出して、
覚えてみることにしました。
すぐにネットで検索して読んでみましたが、短いとはいっても意味が分からずちんぷんかんぷん。このままではとても頭に入りません。。
そこで簡単な入門書を読んで意味を知り、とりあえず毎日読んでいたら、ひと月くらいでそらで言えるようになりました。
毎朝下手下手な読経を繰り返すうちに不思議と心が安まって、だんだん落ち着いて、そして元気になりました。
単に時間薬だったのかもしれませんが、よい体験でした。

今やすっかり毎朝の習慣です。読まないと気持ちが悪い(笑)。
最近は
「やすこさん、うちのおじいちゃんにもお経あげてやって」
「心配な人がいるからその人のことも…」
と気軽に頼んでくる方がいらっしゃいますが、私は本職ではないので自分でやりましょうね(その方がおじいちゃんも喜ぶのでは??)。
店主からは
「出会ったときから婆ちゃんっぽかったけど、このごろますますお婆ちゃんっぽさが増してますね」
と言われていますが、店主はお婆ちゃん子でお婆ちゃん大好きだったそうで、有難い褒め言葉として受け止めています。

営業再開しても、しばらくは感染の不安と闘いつつの気が抜けない日々でしょう。
大変ですが、何かほっとすることや気分転換を見つけて、頑張っていきたいですね。