長い冬休みを頂き、どうもありがとうございました。
今さら…ですが、先月の振り返りを。
そして、明日からまたありまさで頑張りますので、どうぞよろしくお願いしますm(__)m。

■「No moreぎっくり腰」を合言葉に、10月から筋トレをはじめました。相変わらず体を動かすのは苦手ですが、とはいえあの痛い思いはもうごめんです。忙しい時間に筋トレなんて「こんなことをしている暇はない!!」と叫びたくなる日もたまにありますが、なんとか朝の習慣として定着しつつあります。
私は以前から早朝に般若心経を唱える習慣があるのですが(軽い気持ちで暗記したら面白くなって…)、お経を唱えたり筋トレしたり、断捨離したり外の掃除をしたり、毎朝がプチ修行の様相を呈しています。子供の頃からなぜかやることなすこと「おばあちゃんっぽい」と言われていましたが、いよいよ本番というか、機が熟したというか、元気で機嫌のいいばあちゃんを目指して頑張ります。

■渋谷に「Songs for Drella」を見に行きました。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの元メンバーであるルー・リードとジョン・ケイルが、1990年に連名で発表したアルバム・コンサートの録画をリマスターしたものです。「Songs…」はヴェルヴェットが有名になるきっかけを作った、いわば恩人中の恩人であるアンディ・ウォーホールの追悼アルバムですが、実は二人はウォーホールと仲たがいしていて死ぬまで仲直りできなかったそうで、そのお詫びというか、行き違いがあったけれども深いところで非常に感謝しているし尊敬しているという苦味のある歌詞が印象的でした。
ちなみにルー・リードとジョン・ケイルもずっと対立していて、本格的な共演は21年ぶりだったとかで(この共演後もまた決裂したそうで…)そんなところも味わい深いですね。いろいろな面倒がてんこ盛りのduoですが、ルー・リード、ジョン・ケイルそれぞれのミュージシャンとしての破格の技量、そして悲しみだけはしっかりと共有している息の合った演奏に圧倒されっぱなしの小一時間…。

■埼玉県に住む母が特に凹凸もないフラットな駐車場を歩いていて、転倒。左脚の膝と左手首を骨折して全治3ヵ月と診断されました。幸い痛みが少なく右手右足は使える、そして気持ちも前向きなので自宅療養です。入院すると一気に認知症になることが多いそうで、最近はできるだけ自宅で普段通りの生活をする方針なのだと説明を受けました。その方針自体は賛成ですが、とはいえ認知症の父と大けがの母という、端から見たら「心配しかないカップル」が誕生してしまいました。幸い近場に妹がいるのでちょこちょこ訪ねてくれるし、私も店の定休日に出かけていますが、しばらくは油断できない感じです。
追記・この後、母は医師も驚く謎のハイペースで回復。年内にはギプスがとれそうです。

■中目黒駅から徒歩5分くらいの場所にあるOnly Free Paperさんに「ありまさ あります」が置いて頂けることになりました。
一人でも多くの方に読んで頂きたいので、とても嬉しいです(^▽^)/。
ここは全国の面白いフリーペーパーが集められていて自由に持ち帰ることができ、またギャラリースペースには素敵な作品が展示され(ショップになることも)、奥の方にはインディペンデント系の出版社の本が手に取れるという楽しい楽しい空間です。古民家をリノベーションした建物も味わいがあるので、お近くにいらしたらぜひお立ち寄りください。
https://www.instagram.com/only_free_paper/

■ありまさのBGMとしてたまに流れるRAH BANDの「clouds across the moon」。いい曲だな~と思っていたら、音楽マニアの店主が「これはリチャード アンソニー ヒューソンっていうめちゃくちゃ才能のある音楽プロデューサーでアレンジャーで、演奏もうまい人が作ったんだけど、彼はビートルズの「ザ ロング アンド ワインディングロード」のアレンジもしてて、でもポールやマネージャーともめちゃってさ。すごい貢献したのにギャラもほとんどもらえなくて、いやになってビートルズの仕事をやめて奥さんをボーカルにしてこのバンドをはじめたの」
85年の全英チャートで6位になっている、比較的有名な曲だそうです。
調べたらリチャードは後年ポール・マッカートニーとは和解しているようですが、とはいえ…リズ(奥さん)、お疲れ様。リチャード、妻の歌がうまくて良かったね。わりと呑気な曲調とはうらはらに、戦争から帰らない夫を思う妻の心が歌われていて、いろいろな意味で今聞いて考えさせられる名曲なのです。
https://www.youtube.com/watch?v=V4R97AeM6IE