豆花(とうふぁ、中国語だと どうふぁ と発音します)。
中国、台湾の伝統的なお菓子で、最近は日本でも見かけますね。ありまさでもたまにご提供しています。
甘さ控えめの豆乳プリンで、煮豆などをトッピングすることで様々なバリエーションが楽しめます。
プリンというと基本的にひんやりしたものを思い浮かべますが、豆花は温かいものもあります。
冬場でしたし、温かいものは未経験でしたから、私は「ぜひ一度温かい豆花が食べたい」と思っていました。

確かホステルの近くに豆花屋さんがあったのでそこに向かいます。
朝は閉まっていた店も昼に向かってどんどん開店して、街がにぎやかになってきました。
歩いていると歩道でものすごい量の野菜をひたすら刻んでいる女性がいました。ひとつの飲食店用としては多すぎるし、刻んだ野菜をあちこちに卸しているのかしら…??
大変なお仕事ですが、作業そのものを楽しんでいるような丁寧な手さばきで頭が下がります。
他人様の口に入れるものをぞんざいに扱わないのは当然といえば当然ですが、肉であれ野菜であれ「いのち」を頂くのだから、大量に処理するときでも野菜に敬意を失わないように…彼女の手つきは当たり前のことを思い出させてくれました。

豆花屋さんに着きました。が、温かいのはないそうです。残念。
今回は竹炭が入ったものをチョイス。
コンクリートみたいな不思議な色ですが、これが美味しいのです。
夫はかき氷、元気ですね…

豆花のトッピングはハト麦にしました

豆花を食べ終え、「50嵐」という有名ドリンクスタンドでウーロン茶を買ってホステルに。
ちょっと休んでから台南で一番人気というパン屋さん(阿里山に行くときのお弁当になるかも)、果物屋さんでパッションフルーツ、甘みのある生春巻きなどを買いに行き、その後私は休憩。
夫は1階で談笑している若者たちがいたから、混じって話してくる! と出かけて行きました。
ひと眠りしようと思いましたがさすがに真昼にぐーぐー眠れず、結局私も階下に…。
ホステルのスタッフさん、宿泊の方、みんなでおしゃべり。

おじさん、おばさんも混ぜてくれる優しい若者たち

猫店長も参加

その後、私達は夕食を食べに出かけました。

あっさりとした味付けで健康的

胃弱な私もどんどん食べられます

ホステルに戻ったら、以前ここで働いていたIちゃんが私達を訪ねてきてくれました。
英語が堪能でいつも親切、とっても頑張り屋のIちゃん。もう会えないかも…と思っていたので感激です!
Bくんが「賢也たちが来てるよ」と電話してくれたそうです。
毎度ながらありがとう(´;ω;`)ウゥゥ

そして、なんと、こんなプレゼントを…

私達より私達の結婚記念日を覚えていてくれるなんて…

台南で一番おいしい店で注文してくれたそうです。
感動して言葉もない…。
Iちゃんが「何年結婚しているの?」というので「12年」というと、日本語で
「長い…怖い(笑)」
日本語のセンスもすごいですね。

Iちゃん、来てくれて本当にありがとう!!

みんなでケーキを食べたあと、
じゃあ明日朝2時にここで集合して阿里山に向かおうね!
ということでこの日は早めの就寝となりました。

まとめ
■豆花は健康的で美味しいデザートです。ぜひ台湾で食べて頂きたいですが、日本でもあちこちで食べられます。
緑が丘に比較的近い専門店としては「黒猫豆花」(二子新地駅から徒歩5分くらい)があります。
ここの店主さんは台南で修行されたとか。私達も行きましたが、美味しかったです。
https://kuroneko-douhua.com/
個人的にはタピオカミルクティーで有名な貢茶(Gong cha)さんとかで商品化して、広く知れ渡ってほしいな…と願っています。

■彼らが「台南で一番おいしいパン屋さん」という店。
確かにとても美味しかったです。
台湾はパンのレベルは全体的にかなり高いのです。
葡吉麺包店
https://www.pujeigift.com/

■私にとって大切な話題なのであえて本文で触れませんでしたが(別の章をたてようかと…)、ホステルのスタッフJちゃんはライターで、おしゃべりしている時に好きな本の話になりました。
一番好きな日本の作家は村上春樹だそうです。
台湾では村上春樹、吉本ばななは本当によく読まれているのです。
彼女は自分が書いたカクテルについての本をプレゼントしてくれました。
若くして著書があるなんて、心から尊敬します。