体調不良のためしばらくブログをお休みしていましたが、
今日からまた少しずつ書いていくつもりです。どうぞよろしくお願いします。
今朝も病院に行きましたが、お陰様でもうかなり元気です。

とりあえず、たまってしまった映画の記録です。
5/28 さんかく
店主が珍しく強硬に「騙されたと思って見てくれ!!!」と言うのでいやいや見たら、すごく面白かった意外な1本。店主はこれで高岡蒼甫のファンになったそうです(彼はいろいろあって俳優をやめられたそうで、残念です)。彼はどうしてあんなにイタ車が似合うのでしょう。相手役の田畑智子の上手さは以前から別格と思っていましたが、こちらも凄い。恋愛依存系のダメダメな女性なのですが、バカと分かっている男にも心から尽くしてしまう姿には理屈を越えた崇高さがあって、ラストシーンの微笑みは観音様のようでした。

5/29 プリズナーズ
悲観論者のようでいて根底に人間への信頼がある、しかしとりあえず毎回どんより暗い、そんなヴィルヌーブ監督の過去作。今回もずーーっと曇っていて寒くて、でもぬくもりがあって面白かったです。ただ閉所と暴力が苦手な人はちょっと辛いかも…(私も苦手なので)。店主は「ジェイク・ギレンホールとライアン・ゴズリング(ブレードランナー2049の刑事)が似てる」と言ってましたが、確かに。ただ機械じゃないロキ刑事(ギレンホール)はやりきれないとものに当たったりして、そのあたりはAIには出せない迷惑系の魅力があります。

5/30 体調が悪すぎて、一回休み。

5/31  ポーリー
毒舌インコの長話をひたすら聞くという斬新な構成。ものすごく賢いけれど、ちょっと間が抜けたインコが可愛いです。 インコは長生きでいろいろな飼い主を渡り歩くのですが、個人的にはポーリーを使ってこそ泥を働く、20ドル程度ですっかり満足してしまう安いチンピラが好きです。そういえばドリトル先生が動物語を習得するきっかけもオウムのポリネシアでした。しゃべれることと長生きなことが鍵なのでしょうが、犬でも猫でもない、鳥と人間の不思議な絆の話。

6/1 ナポレオン・ダイナマイト
店主は以前に見たと言っていましたが、私は初見。すごい名作でびっくりしました。徹頭徹尾ダメな人しか出てこないコメディーなのですが、問答無用に笑えるし、最後はダメな自分でも頑張ろうと思えてきます。公開当時は「電車男」にあやかって「バス男」と邦題をつけたものの、あまりにもひどいということで謝罪の上訂正したというエピソードも、この作品を味わい深くしています。

2 ベストキッド
私はなぜか「ジャッキー・チェンが女の子を鍛える話」だと思い込んでいたのですが、見てみたらウィル・スミスの息子を鍛えていました。主演のジェイデン・スミスくんは父似ですごく綺麗な顔だちなんです。お話は「クリード(ロッキーが盟友の息子を鍛える話)」だし、アクションだからプロットもよくある感じで意外性はないのですが、ジェイデンくんがすごくうまくて、やせっぽちなのに寝る間も惜しんで腕立てとかして健気だし、結局すごく感動しました。悪さばかりするコブラ会もかわいい。店主は「中国語が聞けて良かった。中国の観光地も見られるし」と別次元で喜んでいました。

3 スキャンダル
シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーの競演。そういえば全員オーストラリア出身だったような…。たった2年前の実話が、実名で、しかもこんな内容なのに(共和党系テレビ局FOXの女性キャスターやスタッフが上司にセクハラされまくって訴え、勝訴した話)公開されてアカデミー賞もとるアメリカってやっぱり凄い。メディアの腐敗を描いた作品ですが、一方で気骨のあるジャーナリストや映像作家がいて彼らが尊敬され、忖度少なく働ける風土なのだなと。個人的に今までもこれからもFOXを見るつもりはありませんが、とはいえそこでも日々働く色々な人がいると知れたのは良かったです。

4 くもり時々ミートボール(アニメーション)
発明家として地域に貢献したい科学大好きのガリ勉青年が、頑張ってはいるものの人に喜ばれる発明品が作れず、いい加減夢は諦めて親の仕事(釣り具店)を継ぐように言われるというところから始まるストーリー。やっと造った「水から食べ物を作り出せる機械」がひょんなことから空に飛ばされ、ご馳走が空から降ってくることに。青年は時の人になりますが…。科学大好きと言いつつH2Oからどうしてステーキが?! と思ってしまいますが、あと私は食べ残しの処理がどうしても気になってしまうわけですが(あんな場所に積み上げてにおいとか大丈夫、何より大量廃棄はもったいないわ)、とはいえチーズバーガーの雨、アイスクリームの山、ゼリーの宮殿など、アニメでしか見られない風景はすごく楽しいです。お天気お姉さんのサムもすごく可愛い。