子どもの頃からミステリーが好きです。
今日は映画「9人の翻訳家」。
https://gaga.ne.jp/9honyakuka/

うーん、随所に観客を楽しめる工夫がしてあるのは確かなのですが、
本格ミステリー好きは見なくていいかなあ。
あちこち詰めが甘くて、トリックのつっこみ所がかなりあるのです(例・暗証番号、ローズマリーの変心のきっかけ)。
何より目的を遂行するためにそんな複雑なことをする必要があるのか?
ミステリーのためのミステリーではないか?? という気がしてなりません。
店主は「最後はアレだけど、五分の四くらい楽しめたからいいよ。『ロスト』と同じ。『プレステージ』と同じで反則に近いと思うけど、まあまあ面白い」
という寛大なコメント。

多少もやもやしましたが、各国の素敵な俳優さんが1度に見られる楽しさはあります。
ドラマ「コペンハーゲン」のビアギッテはやっぱりデンマーク語が上手!! とか(デンマークの方ですし)。
オルガ・キュリレンコは「ジョニー・イングリッシュ」の時と同じことをしてるな、とか。
またクライマックスの多言語修羅場も楽しいかと。
「本を焼くと、いろいろな意味でろくな事にならない」という「華氏451度」の教訓も生きています。