平素ご来店誠にありがとうございます。
3/31(水)4/1(木)は定休日です。
ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いします。
今年は桜の開花が早かったせいか、4月を前に葉桜が見られますね。
初々しい緑に心が弾みますが、一方で「ちょっと早すぎでは? 温暖化?」と心配になったり…。
藤の花もフライング気味に咲き出して驚いています。
今週の思い出
(先週水曜日から今週火曜日までの、仕事以外の私達)
■新宿シネマカリテで「サン ラー」を見ました。カリスマ的なフリージャズ ピアニストが主演する映画です。全編サイケデリックというかあっけにとられるような内容なのですが(サン ラーの脳内を頑張って視覚化した感じと言いますか…)、最初から最後までワクワクする90分でした。帰宅してから夫が持っているサン ラーのドキュメンタリーを見ましたが、フィクションである映画と大して変わらないというか、日常が非日常だった人なんだな…と改めて感心。とはいえ、もとはオーソドックスなジャズの超絶技巧ピアニストで、彼を慕って集まったミュージシャンへの指導はきめ細かく、すごく「ちゃんとして」ました。
■店主は今、トム・クルーズ主演の「カクテル」の原作本を読んでいるのですが、どうにも難解で進まないので、映画版「カクテル」を見ようということになりました。これはトムが「自分が主演した映画の中でワースト(のうちの1つ)」と公言していることでも有名な1本。公開当時に見た方も多いのですが、誰もまともに内容を覚えていない(私調べ)のも興味深い現象です。私は初見なのでそれなりに期待して見ましたが、……エリザベス・シューがすごく可愛かったです。
■「聖(さとし)の青春」。夭逝した棋士・村山聖を松山ケンイチが演じています。私の中で松山ケンイチは「デスノート」のLで止まっているのですが(昔すぎる…)、Lも聖もふてぶてしくも儚げな天才で、そんな天才の面倒くささがよく伝わってきました。三段リーグを勝ち抜けない江川君を演じる染谷将太もすごく素敵でした。長年将棋を見ている夫は「全体に棋士が綺麗すぎる。寄せるなら寄せきって欲しい。名前も実名の人とそうでない人がいるし、どこをとっても中途半端。特に羽生が違いすぎる…」とぶつぶつ。
■「プライマー」すごく現実的な、あるかもしれない…と思わせるタイムマシンもの。SFとしてのアイディアは面白くてSF好きにはおすすめなのですが、難点は登場人物のキャラクターが把握しづらいこと。とりあえず主人公2人の違いをもう少し明確にしたら、後半のせりふ練ったら、それだけで観客は状況が整理できるし、目の前の危機がより怖く面白くなるのに…と思ったりしました。とはいえかなりの低予算だと思うし、出てくる機械がかわいいし、見て良かったです。
■引き続き「エスパー魔美」を読んでいます。ここ数ヶ月藤子不二雄に浸かっていますが、読むほどに2人の作者への尊敬が高まります。話の面白さはもちろん、登場人物の品の良いこと!! 子ども向けではありますが、人間観察の細やかさに感動します(子どもが読むからといってきれい事だけ並べているわけではないのです)。藤子不二雄ミュージアムに行かなくては! そして高畑くんとモンガーとゴンスケのグッズを買いたいです。
■眠る前にスマホを見るのはよくない、ということで「ラブ、安堵、ピース (超訳 老子道徳教)」を少しずつ読むことにしました。一章が短いので、疲れた夜にぴったりです。老子は分かるような分からないような分からないような感じなのですが、寝る前のぼけぼけの頭とは好相性の読み物です。